迫る介護クライシスーⅠ

2022年ショック
高齢化が進む日本では、介護サービスの需要は増す一方です。要介護認定者は2000年度に約218万人でしたが、2015年度には600万人を突破しました。高齢者数がピークに近づく2040年度には、1,000万人に迫ると推計されています。
介護現場を支える人材も増える必要があります。2019年度の時点で介護職員は全国に約211万人いましたが、厚生労働省の試算では、2040年度には約280万人が必要になります。
介護職員は、介護保険が始まった2000年度から一貫して増え続けてきました。ところが、介護現場からの人材流出が深刻化し、2022年は介護業界からの離職者が入職者を6万3,000人ほど上回り、初の離職超過になりました。

(2023年11月28日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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