首都圏新築マンションの価格上昇

2023年に売り出された首都圏の新築マンションの平均価格は、前年より28.8%高い8,101万円でした。都心で高額物件が販売されたことで大幅に上がり、3年連続で最高値を更新しています。資材費の高騰が価格を押し上げるなか、高収入の共働き世帯であるパワーカップルの需要は高まっています。
東京23区は、前年より39.4%高い1億1,483万円でした。埼玉県は4,870万円、千葉県は4,786万円、神奈川県は6,069万円です。近畿圏の平均価格は、4,666万円です。
価格が上がっている主な要因として、土地代に加えて建設費の高騰があります。2015年の平均を100とした昨年12月のマンションの建築費指数は127.7でした。住宅ローン金利の低さも手伝って、パワーカップルの需要は高く、契約者の住宅ローン平均借入額は6,960万円、前年より629万円多くなっています。

(2024年1月26日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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