都道府県交通安全度ランキング

警察庁によれば、全国では2023年に30万7,930件の交通事故が発生しています。20年前から減少傾向でしたが、新型コロナウイルス禍で増えた宅配需要などを背景に最近は横ばいが続いています。内閣府によると事故などによる経済損失は、2020年度で10兆円規模に達しています。
①自動車保有台数あたりの事故件数、②人口10万人あたりの死者数、③同負傷者数を偏差値に換算による2023年の交通安全度ランキングは、鳥取県が57.4でトップとなり、新潟県が57.2、福井県が56.6で続いています。
春の全国交通安全運動が6日に始まりました。全国の事故発生件数は、クルマの性能向上や取り締まり強化などで、20年前のピークの3分の1に減っています。事故多発県だった福井や佐賀もデジタル技術を活用したり、事故が起こりにくい道路づくりを進めたりと事故ゼロに向けた努力を続けています。

(2024年4月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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