都心部マンションの高騰

東京都心の新築マンションの平均価格が、都民の平均年収の13倍に上り、バブル景気時とほぼ同じとなっています。都心のマンションは、土地と建築費の上昇で総額が上がっています。購入しているのは、大半が富裕層や投資家、相続税対策でマンションを買う人、一部の高収入カップルです。2023年の平均価格は1億1,483万円です。
2000年は年収の6.5倍と、住宅を購入する際の目安価格である年収の5~7倍程度に収まっていました。その後、倍率が拡大したのは、マンション価格が2.4倍上昇したのに比べ、実収入の伸びが1.2倍にとどまったためです。マンション価格の高騰は地価のほか、円安などによる建築資材の価格や人手不足による人件費の上昇が原因に挙げられます。

(2024年5月29日 東京新聞)
(吉村 やすのり)

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