働く女性にとって、結婚はライフプランを考える上で重要な課題である。日経新聞の調査によれば、結婚相手の何を重視するかの質問に対し、1位は男女ともに「性格や人格」でいずれも9割を超えている。しかし次に挙げる条件として女性は収入を、男性は容姿・年齢を挙げている。特に女性は相手の収入を重視しており、自分の給料より高い男性を望む傾向がある。
女性に専業主婦願望が強いといわれているが、結婚後も働き続けたいと思う女性は40%を超えており、出産を機に退職しても、子育て後に再就職したいと考えている人が多い。男性も46.0%の人が女性に働き続けてほしいと考えており、結婚を機に専業主婦になってほしいと思う人は、9.4%と極めて少数である。現代の若い男女は、ともに仕事と家庭の両立を望んでいると思われる。
(2014年10月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)