介護福祉士を目指す外国人留学生の増加

 日本介護福祉士養成施設協会の調査によれば、国家資格の介護福祉士を養成する専門学校や大学に今年4月に入学した外国人留学生数が過去最多の3,054人となりました。近年は新型コロナウイルス禍の影響で減少していたが収束し、2020年度以来4年ぶりに前年度比で増加しました。

 介護業界は人手不足が続いているため、外国人材の受け入れが急務です。今後も担い手が増えることが期待されています。出身国別では、ネパールが1,311人と最多で、ミャンマーが533人、ベトナムが431人と続いています。日本人を含めた入学者数は6,546人で、留学生が半数近くを占めています。厚生労働省の推計によれば、介護職員は2026年度に全国で約25万人不足するとされています。高齢者数がほぼピークとなる2040年度には、不足数が約57万人に上る見通しです。

(2024年11月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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