国際学力テスト(TIMSS)の結果

 国際教育到達度評価学会は、小学4年と中学2年が対象の国際学力テスト(TIMSS)の2023年の結果を発表しています。日本は4教科全てで世界トップレベルを維持する一方で、理数が得意とする児童生徒の割合は減少しています。

 国・地域別では、全教科・学年でシンガポールが1位です。また台湾がいずれも2~3位、韓国が2~4位と上位は東アジア勢が目立っています。日本の平均点の順位は小4の算数が5位、理科は6位です。中2は数学が4位、理科は3位でした。小4理科の順位は前回調査から2つ下げています。

(2024年12月5日 日本経済新聞)
 ゆとり教育が続いていた1995年から2011年あたりまで、4教科とも平均点はなかなか改善しませんでした。新学習指導要領が全面実施され脱ゆとり教育が進んだ2015年には、4教科とも平均点が上がり、それ以降は上位を維持しています。

(2024年12月5日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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