成人力トップ水準維持
OECDは、成人の社会生活スキルをはかる国際成人力調査(PIAAC)の結果を公表しています。日本は全3分野で1~2位。3分野中2分野で1位だった前回に引き続き、世界トップ水準を維持しています。3分野は、①読解力、②数的思考力、③状況の変化に応じた問題解決能力です。
日本の分野別の平均得点(500点満点)は、読解力が289点、(OECD平均260点)で2位、数的思考力が291点(OECD平均263点)で2位、問題解決能力は276点(OECD平均251点)でフィンランドと並んで1位でした。フィンランドは全3分野で1位でした。日本は進学率の向上などを背景に、平均得点の高い若年層が全体の水準をけん引しています。
(2024年12月11日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)