年賀状作りの季節がきました。年賀状の発行枚数が減り続けるなか、今年は10月に1枚63円から85円に値上がりし、さらなる年賀状離れが予想されます。SNS全盛の社会で、人とのつながり方を改めて考える機会にもなっています。
日本郵便によると、年賀状の発行枚数は2003年度の44億5,936万枚をピークに減少が続いています。2023年度は14億4千万枚で、最盛期の3分の1以下まで落ち込んでいます。年賀状の減少は、印刷業界へ深刻なダメージを与えています。年賀状の印刷業者は、印刷代金に利益を含めており、発行枚数が減少すれば利益も減ることになります。

(2024年12月8日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)