日本人の米国留学は減少傾向にあります。米国際教育研究所によれば、2023~2024年度に米国の大学などに在籍した日本人は約1万4,000人で、新型コロナウイルス流行前の2018~2019年度より22%減っています。中国の約28万人や韓国の約4万3,000人と差が開いています。
若者の内向き志向の強まりや英語力の不足が背景にあります。そこに円安やインフレ、米国大学の学費高騰が追い打ちをかけています。対策として日米両政府は、双方の高校生、大学生の交流を支援する基金の創設などで合意しています。
(2024年12月16日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)