AI開発の活力ランキング

 米オープンAIの対話型AIであるChatGPTをきっかけに、世界中で研究開発が進んでいます。米スタンフォード大学によるAI開発の活力を順位付けした世界36カ国のランキングでは、米国と中国が先行しています。日本が9位、シンガポールが10位、マレーシアが26位でした。一方、東南アジア全体では開発が遅れている国も多くばらつきがあります。

 日本政府は、中国の台頭で民主主義や自由などの価値観にそぐわないAIの普及を危惧しています。ASEAN諸国に中国のAI規制に近い考え方が浸透すれば、日本企業がASEANで事業を展開しにくくなったり、日本が開発したAIの市場開拓が進みにくくなったりしかねません。政府は、AI政策でASEAN加盟国と協力し、生成AI開発の基盤となる大規模言語モデルの研究開発、AIの利用を制御する国際的な規範づくりで連携します。

(2025年1月15日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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