健康寿命ランキング

 厚生労働省が公表した2022年時点の健康寿命は、全国平均で男性が72.57歳、女性は75.45歳でした。男性は前回の2019年より0.11年短くなり、女性は0.07年延びています。健康寿命と平均寿命の差は男性が8.49年、女性が11.63年でいずれも短くなっています。

 都道府県別の男女平均の健康寿命では、静岡県が75.22歳とトップで、山梨県の74.82歳、石川県の74.79歳が続いています。健康寿命が1年長い自治体は、1人当たりの医療費が年約3万1千円少なくなるとされています。国は2040年までに2016年時点より3年以上延ばし、男性が75.14歳以上、女性は77.79歳以上とする目標を掲げています。

 全国の自治体が住民の健康寿命を延ばそうと知恵を絞っています。介護などを必要とせずに日常生活が送れる期間が長くなれば、地域の元気につながるうえ、社会保障費なども抑制できます。静岡県は県民の健康に関するビッグデータを活用してきめ細かい健康増進活動を続け、2022年は男女ともに全国一となっています。

(2025年2月1日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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