先日のふくしま子ども・女性医療支援センター10周年記念講演会での「女性のwell-being実現のために」の講演内容が、福島民報に掲載されました。少子化対策においては、若い世代に結婚、妊娠、出産を前向きに考えていただくことが必要だと考えられてきました。しかし、わが国では婚外子の割合が2%程度と極めて低く、結婚しないと子どもが持ちにくい状況にあり、これまでは若い世代の結婚率をいかに上げることが大切であると考えられてきました。
しかしながら、近年の若者達は結婚しても子どもを持ちたくないと考える人が多く、特に女性は6割以上が子どもを持ちたくないと回答しています。今後の少子化対策においては、若い世代の意識の変化を注視していかなければなりません。

(2025年5月3日 福島民報)
(吉村 やすのり)