東京商工会議所の2025年度新入社員の意識調査によれば、就職先の会社で管理職を目指したいとした回答は59%に上っています。就職先でいつまで働きたいかとの問いに対し定年までと答えた割合は24%で、10年前の36%に比べ12ポイント低下しています。管理職を目指したい理由は、仕事を通じて、自分自身を成長させたいからが45%と最も高くなっています。目指したくない理由は、適性が無さそうだからが42%に上っています。
人材育成担当者のアンケート調査によれば、管理職になることを希望する中堅社員が少ない、以前よりも減ったが35%と最多となっています。次点が上長の育成力・指導意欲が不足しているが32%でした。求めるスキルとしては、割合が大きい順に後輩・チームメンバーの指導・育成力が48%、業務管理・進捗管理能力が46%です。

(2025年5月10日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)