妊娠のための教育講座Ⅱ基礎体温について

基礎体温とは、朝目覚めた直後のからだを動かす前にはかる体温のことです。女性の体温は一定の範囲内で周期的な変化をしています。基礎体温を記録することで、自分のからだのリズムを知ることができます。

  1. 朝起きてすぐ、からだを起こす前に布団の中で測りましょう。からだを起こしてしまうと体温が高くなるからです。寝たままでも手の届く場所に婦人体温計を置いておきましょう。
  2. 婦人体温計を口腔内(舌下)に入れて計ります。脇の下は、汗の影響などで正確な体温が測れません。
  3. 毎日だいたい決まった時間に測ります。睡眠不足や起きる時間のずれにより、体温は変動します。
  4. 長く続けることに意味があります。測り忘れる日がときどきあっても、全体の流れをみると排卵があったかどうかなどがわかります。

 基礎体温は少なくとも3ヵ月間は続けてみましょう。継続して基礎体温をつけてみて高温相(基礎体温が高くなっている時期)があれば、排卵はしていると考えてよいと思います。46ヵ月記録すれば、自分の排卵日がわかってきます。排卵は高温期に以降する低温最終日頃におこります。この低温最終日の前後2日の5日間のどこかで排卵がおこっています。

今は便利なアプリなどもたくさん出ていますので、初めての方でも簡単にスタートできます。ぜひ、自分のからだを知るために基礎体温を測ることをお勧めしたいと思います。
私も基礎体温計の開発、監修に携わりました。スマホに自動的に記録されるので使用してみてください。

吉村監修≪楽天キレイ℃ナビ≫

http://kidona.rakuten.co.jp/about/expert/

(吉村 やすのり)

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