大学発起業の増加

 経済産業省の2024年10月末時点のスタートアップ社数は5,074社で、前年から786社増えています。社数が5,000社を超えるのは初めてで、増加数は最多でした。大学教授や学生らが経営トップになったり、外部の経営人材とタッグを組んだりといったケースがあります。

 国立大学のベンチャーキャピタルへの出資が解禁になったり、政府がスタートアップの育成計画を策定したりしたことによります。スタートアップを最も多く生み出しているのは東京大学で、468社に上っています。

 関西勢の躍進が目立っています。京都大学は企業との連携に積極的で、出向者を受け入れて大学の研究者と一緒に起業しています。関西勢では、このほか関西大学や神戸大学などが急伸しています。沖縄科学技術大学院大学の伸びが目立つなど、起業の動きは地方にも広がっています。

(2025年8月29日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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