シニア世代の体力向上

 スポーツ庁の公表した体力・運動能力調査によれば、70代で平均より高い体力があった人は過去30年でほぼ倍増しています。一方で30代の体力は低迷しています。高齢者の体力向上の背景には、運動習慣の定着があるとされています。週1日以上スポーツを実施している割合は70代で68%を占め、10代の58%など他の世代を上回っています。

 シニア世代にも運動が必要だという考え方が過去30年で社会に定着した影響が大きいとされています。1960年代頃から、運動と健康に関する研究結果が欧米を中心に報告されるようになり、1970年代以降に日本でも国による健康促進策などを通じて浸透しています。

(2025年10月13日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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