正しいがん検診を知るために―Ⅶ

厚生労働省が推奨するがん検診

 現在国が推奨しているがん検診は5つのがん種に限られていますが、開始年齢はバラバラで、特に若年者での罹患率が激減した胃がんは50歳以上からとなっています。また検診間隔は胃がん、子宮頸がん、乳がんは2年に1回、肺と大腸は毎年と違いが見られます。

 これ以外の検診手法は、効果がはっきりしていない、あるいは不利益が利益と同等、あるいは上回ることになります。推奨外の検診の受診を希望される場合は、その点をよく理解した上でご自分にとって本当に良いのかをよく考えて受診すべきです。

(よぼう医学 2025 秋号 №30)
(吉村 やすのり)

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