日本経済新聞社は、全国777校の国公私立大学を対象に、地元へどのような知見や人材を供給しているか問う大学の地域貢献度調査を実施しています。総合ランキングでは名古屋市立大学が3回連続で首位、大阪公立大学が2位です。公立大学の平均得点は43.8点に上昇し、国立大学との差は15.4点となっています。国立大学のトップは3位の島根大学と徳島大学、私立大学のトップは10位の近畿大学でした。
国公私立・専門職大学別の総合得点では、平均は国立が59.2点、公立が43.8点、私立が36.7点、専門職大学が29.4点の順になっています。組織・制度、学生・住民、企業・行政、経営・防災の4分野全ての得点で、国立が公立、私立、専門職大学を上回っています。地域別では中四国が38校、九州・沖縄が49校、東北が34校、中部が103校と続き、西高東低の傾向が続いています。

(2025年11月22日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)





