AIスタートアップのライプロンプトの調査によれば、米オープンAIは大学共通テストの主要15科目のうち9科目で満点を取り、得点率は97%に達し、米グーグルや米アンソロピックを上回っています。AIが難関大入学レベルの知能を備え、幅広い事務作業を担える能力を改めて示しています。グーグルからアンソロピックは、問題文の入力から解答の出力まで最短4分ほどで1科目を終わらせています。数学や国語でも最長20分ほどで解答欄を埋めました。しかしオープンAIは、両社に比べて2~3倍の時間をかけて回答しています。
オープンAIのモデルは、数学のⅠAとⅡBC、化学、化学基礎、物理基礎、地学基礎、生物基礎、情報Ⅰ、公共・政治経済の9科目で満点でした。このAIのモデルは、2024年の共通テスト解答率の66%から2025年に91%ととなり、2026年に97%に上昇しています。
3つのAIモデルとも理系科目が得意で、国語や地理での取りこぼしが目立っています。英語でも長文とイラストをもとに適切な単語を選ぶ問題で失点しました。数学の図形問題は認識できましたが、世界地図などの変則的な画像を認識する能力に欠けています。AIモデルごとの得意分野も顕著となり、モデルの特性に応じて使い分けることが大切です。

(2026年1月21日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)





