子どもの自殺の増加

 全年代の自殺者数は2003年をピークに減少傾向にありますが、2025年の小中高生の自殺者数は532人と過去最多でした。小中高生の自殺者数は2011年以降に毎年300人を超え、コロナ禍に突入した2020年に急増し、以降も高止まりしています。特に増加傾向が目立つのは女子中高生です。

 2019年と2025年を比べると、中学生で2.0倍、高校生で2.2倍になっています。20歳未満の自損行為(自殺による死亡や自殺未遂など)の救急搬送は、2016年と2023年を比べると約2.5倍に増えています。

 日本財団が2022年に18~29歳を対象にした調査によれば、死ねたらと本気で思った、自死の可能性を本気で考えたことがあるかに、あると答えたのは44.8%にのぼっています。その時期は、中学生が14.6%と最多、高校生が14.4%と続いています。自殺を図った、遺書を書くなど自殺の準備をしたことがあるかに、19.1%があると答えています。

 特に日本は深刻な状況です。厚生労働省が公表した自殺対策白書によれば、10代と20代の死因の1位がいずれも自殺なのは、G7の中で日本だけでした。韓国でも死因の1位がいずれも自殺でした。

(2026年3月26日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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