東京証券取引所のプライム市場に上場する企業の選別が進んでいます。2022年4月の市場再編でプライム、スタンダード、グロースの市場ごとに基準を定め、プライムが最も厳しくなっています。上場維持基準に届かない企業は約40社と、2022年4月の市場再編の時と比べると9割減少しています。基準が厳しくなりプライムから退出する企業が増えたためです。市場の質向上により、投資マネーを呼び込みやすくなりました。
市場区分の再編でできたプライムは最上位の市場で、上場維持基準が従来の東証1部より厳しくなりました。一般投資家が市場で売買できる流通株の時価総額で100億円、流通株式比率で35%が必要となりました。
基準未達の企業は監理銘柄に指定されます。監理銘柄となっても適合しなければ、原則10月1日に上場廃止になります。プライム上場で基準を満たさない企業では、経過措置や改善期間中に基準がゆるやかなスタンダード市場への移行や、流通株式の時価総額基準がない他の証券取引所に重複上場した事例もあります。
(2026年3月31日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)







