マタニティハラスメント(マタハラ)とは

マタニティハラスメント(マタハラ)とは、働く女性が妊娠・出産を理由とした解雇や雇止めをされることや、妊娠・出産にあたって職場で受ける精神的・肉体的なハラスメントで、働く女性を悩ませる「セクハラ」「パワハラ」に並ぶ3大ハラスメントの1つです。妊娠した女性の4人に1人がマタハラの被害者であり、マタハラを受けた時、3割の女性は我慢するとされている。この問題点はマタハラをする男性がマタハラをしていると認識していないことにある。「出産しても働きますか?」「子どもを持っても働き続けるの?」「期待しているので今は子どもを産まないで」などと無意識にマタハラを行っている人が多い。

 企業はマタハラへの意識啓発と防止を徹底しなければならない。企業においてはセクハラやパワハラには相談窓口を設けているが、マタハラを受けて仕事を辞める人が多い現状を考慮すれば、同様の相談窓口を準備する必要があるであろう。またマタハラ防止のためのガイドラインを作成すべきである。悪質な企業は企業名を公表するなどの行政指導があっても良いと思われる。

(吉村 やすのり)

カテゴリー: what's new   パーマリンク

コメントは受け付けていません。