博報堂は、慶應大学の前野教授と共同で女性の“しあわせ度”を調査した。調査によると女性は子どもが1人より2人、2人より3人の方が、未婚者より既婚者、会社員より専業主婦、専業主婦より自営業や専門職の幸福度が高い結果になった。出産して子育てしやすい環境が女性のしあわせ度を高めているように思える。
地域別傾向を「都道府県別 女のしあわせランキング」としてまとめたところ、沖縄、鹿児島、熊本など西日本の自治体が高く、群馬、福島、茨城など東日本の自治体が低かった。また、合計特殊出生率が高い地域ほど、幸福度が高い相互傾向もみられている。子どもを産み育てやすい地域は、3世代同居だったり、地域社会があったりと、人つながる豊かさにより幸せを感じやすいのではないかと分析されている。
(2015年2月3日 産経新聞)
(吉村 やすのり)