性的マイノリティのために

性的少数者の子を持つ11人の親の思いをつづった冊子が完成しました。我が子の悩みや苦しみと向き合った親の言葉からは、学校現場の対応の遅れが指摘されています。この冊子は、平成26年度厚生科学研究エイズ対策研究事業「個別施策層のインターネットによるモニタリング調査と教育・検査・臨床現場における予防・支援に関する研究」の一環として製作されました。
 教育現場における性的少数者に対する理解のなさが大きな陰を投げかけている。教育養成課程で正しい知識を身につけることを必修にしなければ、教師の言葉に傷つく子はなくせないと思われます。思春期に最も多くの時間を過ごす学校で、性的思考を含む多様性について正しい知識と肯定的メッセ-ジを受け取れる仕組みづくりが必要です。

(吉村 やすのり)

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