女性の就労に対する意識―Ⅱ

 女性の働き方や流行は、労働関連法の整備などに合わせ、時代とともに変化してきています。近年は労働力人口の減少やダイバ-シティ-の観点から、女性の活躍を促す働きが目立つようになってきています。しかしながら、管理職への意欲は性別・年代で大きく異なります。管理職になりたいか聞いたところ、40代女性が最も意欲が低く、74%がなりたくないと回答し、なりたいは18%にとどまっています。一方で20代男性は最も意欲が高く、なりたいが49%、なりたくないが46%を上回っています。
女性が管理職になりたくない理由は、責任が重くなるが55%と最多で、仕事量が増えるが36%、自由な時間が少なくなる33%が続いています。管理職になりたくない理由は、男女で大きな差はありません。女性管理職を増やすには、なりたくない人の意識を改革するより、なりたい人を引き上げることが大切なようです。

(2015年6月23日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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