長時間労働
わが国の1人当たりの平均労働時間は、年間1735時間であり、高度成長期に比べて減少しています。米国と同じレベルですが、ドイツやフランスに比べると1~2割多くなっています。わが国は、休日数は欧米並みですが、有給休暇は18.5日で、ドイツやフランスに比して4割少なくなっています。また週49時間以上働く長時間労働者は21.6%であり、長時間働くことが可能な人だけが正規社員なり、それ以外の人は非正規社員として処遇されることになります。
経済協力開発機構(OECD)/厚労省「就労条件総合調査」/総務省「労働力調査」
(2015年6月29日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)