米IT業界を中心に、生成AIの導入に伴い人員を削減する動きが進んでいます。AIの進化で定型的な業務の代替が可能となったためで、こうした動きはIT業界にとどまらず、米国の幅広い業種へ広がっていくとみられています。一方、AI人材への需要は高まっており、AIに関するスキルの有無が雇用面に影響を及ぼす可能性があります。
米IT大手マイクロソフトが従業員の約7%にあたる1万5,000人を削減する方針だと報じています。米IBMは、人事部門で数百人分の業務をAIで代替しているという発言も報じられています。米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは、生成AIの活用で今後数年間で従業員の総数は減少するとの見通しを示しています。

(2025年7月7日 読売新聞)
(吉村 やすのり)