ART Perspective World Wideは、2004年11月に創刊した。
本誌の目的は、生殖補助医療(ART)に関する海外の最新トピックをわかりやすく読者に解説することにある。その対象は、医療機関、病院、クリニックに所属する医師のみならず、エンブリオロジストをはじめとするコメディカルスタッフまで幅広く設定した。
本誌は3つのセクションからなり、「TOPICS Cutting Edge」では注目されるbasic scienceの論文を紹介、その研究の科学的意義を解説した。「特集ARTの進歩」では各号ミニテーマを決め、これに関連する最新論文を数編紹介した。最後の「Update on COS」では新しい薬剤や排卵誘発法の紹介を目的とした。各編集委員の先生方にはできる限り平明な解説をお願いした。
爾来10年が経過し、読者の皆様には最新の生殖医学や生殖医療を提供情報誌としてご好評を頂いていたが、今年度をもって終了することとした。8名の編集委員の皆様にはこれまでの御指導、御協力に対し心より感謝の意を捧げたい。
左から田中温先生、吉村、石原理先生
本日、 18:30からの会議を前に
(吉村 やすのり)