働く女性の健康増進調査―Ⅵ

健康に関する情報源
女性の健康に関して気になることがある時に利用されている主な情報源はインターネットの検索サイトでした。一方、「第二次性徴(月経、射精)」、「性行為、妊娠のしくみ」、 「妊娠に適した時期、妊娠する力、不妊」、「避妊の方法や中絶」、「性感染症(HIV、梅毒、クラミジア等)」の領域に関しては、インターネットの検索サイトに次いで、学校で習った授業 や教科書が情報源として活用されていました。
インターネットは、気軽にほしい情報を探すことができますが、必ずしも正しい情報が提供されているわけではないため、適切な情報を取捨選択するための能力が求められます。学校における保健体育等の教育で力を入れている領域も、情報源として活用されてはいます。女性が必要だと回答した領域についても、学校教育で重点的に扱うことにより、女性が必要とし、且つ正しい情報を提供できると考えられます。また、すでに就労している人に対しては、そのような機会を得ることが難しいため、企業等が、女性が必要としている情報を提供 することも重要です。

 

(働く女性の健康増進調査2018)
(吉村 やすのり)

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