小学校のいじめと暴力の増加

文部科学省の調査によれば、全国の小学校で2021年度に認知したいじめが約50万件、暴力行為は約4万8,000件で、いずれも過去最多でした。新型コロナウイルスの影響で日常の行動を制限され、行事が中止になったことでストレスをためたのが原因とみられています。経済状況が悪化し、両親の仲が悪くなった家庭もあり、子どもたちはストレスを吐き出しにくくなっています。小学生は幼い分だけコロナによるストレスを強く受けたのかもしれません。
いじめは、冷やかしやからかい、悪口や脅し文句が57%と最も多く、軽い暴力が25%、仲間外れや集団による無視は12.4%でした。暴力行為は、児童間が3万6,365件、器物破損が4,714件でした。1,000人当たりの暴力件数は7.7件で、中学校の7.5件を初めて上回りました。

(2022年11月17日 読売新聞)
(吉村 やすのり)

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