固定電話契約数の減少

NTT東日本とNTT西日本は、電話番号案内サービスである104と紙の電話帳タウンページの発行を2026年3月に終えると発表しました。いずれも開始から約135年で幕を下ろします。携帯電話やスマートフォンの普及に伴う固定電話の需要低迷が背景にありますが、固定電話サービスの全国提供は義務として定められています。
固定電話の契約数は1997年11月の6,322万件をピークに、2023年3月には1,354万件まで減少しています。最近の減少ペースを踏まえると、今後数年で1,000万件を切る可能性があります。
固定電話事業の低迷が響き、連結純利益は前期比14%減の1兆1,000億円になる見通しです。2035年度以降も現状のままサービスを続けた場合、赤字額は年900億円規模と2022年度の3倍に膨らむと試算されています。NTTでは様々な事業の見直しが進んでいます。

 

(2024年7月20日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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