DX関連の求人の伸び

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、ビッグデータやAIなどのITを駆使して、ビジネスモデルやサービスを変える取り組みを指します。単なるITの活用による効率化にとどまらず、業務や組織の運営、企業文化を大きく改革することを目指します。
新型コロナウイルスの感染拡大で社会が大きく変わるなか、企業はDXを担う人材の採用を増やそうとしています。人材サービスのビズリーチの調査によれば、2020年7~9月のDX関連の求人数は、2018年1~3月の約2.5倍になっています。全体の求人数よりも伸び率が高くなっています。企業は優秀な人材を辞めさせないために、年功序列から職務内容を定義して成果で処遇するジョブ型雇用への移行を進めています。
コロナ下で、遠隔操作や非接触などの新たな技術を使ったサービスを生み出す機運も高まっています。企業の間で、デジタル事業を内製化する動きがあります。従来はIT関連を外注する場合が多かったのですが、変化の激しい社会のニーズに対応するには外注では間に合わなくなっています。

(2021年4月19日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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