キッズウィークとは、学校の夏休みや冬休みなどを短縮し、その分を別の時期にまとめて休む取り組みです。地域ごとに休みの時期を決めるため、観光地や交通機関が混まず、旅行やレジャーに出かけやすくなるとして、政府は導入を後押ししています。保護者にも有給休暇の取得を促すことにより、消費拡大や働き方改革につなげる狙いもあります。
キッズウィークの取り方としては、地域のお祭りや行事の日は学校を休みにする、県民の日など自治体独自の休日がある場合、前後もまとめて休む、夏休みの数日間を授業に振り替え、学期中の土日と組み合わせて休みにするなどが考えられます。しかし、保護者からは仕事が休めず子どもが心配といった反対の意見もあります。教職員の働き過ぎも問題になっている中、休業日の分散がどこまで広がるかは不透明です。
(2017年10月28日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)