就職情報会社である学情の調査によれば、人権や環境など持続可能な開発目標(SDGs)の達成に取り組む企業は、就職活動で志望度が上がると答えた学生は7割超に達しています。SDGsの言葉を知っているとの回答は9割を超え、多くの学生が仕事を通じた社会課題の解決などに関心を寄せていることが分かります。
社会貢献と利益の追求を両立している企業は、就職先として魅力を感じる、SDGsに取り組んでいない企業は、今後成長を続けるのは難しいと思うといった意見が多くみられます。SDGsは、ジェンダー平等や気候変動対応など、国連が掲げる2030年までの国際的な行動目標で、メディアや大学の授業などでも多く取り上げられています。
様々な企業が採用過程でSDGs達成への取り組みをアピールする中、活動が形だけでなく実態を伴っているかどうかを見極めることが大切です。
(2021年9月17日 産経新聞)
(吉村 やすのり)