VRによる新人研修

新型コロナウイルスの感染拡大で、実地での講義や実習が難しくなり、オンラインでの新人研修が一気に広まっています。オンライン研修に興味を示す企業は多くなってきています。東京商工会議所の企業調査によれば、オンライン研修に対して肯定的な回答が9割でした。感染症対策として利用したいが29%、感染症対策とは関係なく、積極的に利用したいは16%でした。
新人研修に、仮想現実(VR)などの最新技術を活用した研修も登場してきています。リアルでは難しかった講義が可能になるケースも出てきています。オンライン研修は、VRなど最新技術の発展とともに、リアルの補完という位置づけから、仕事についてより深く学べるツールとなってきています。
コロナ禍の影響を受ける医療現場でも、VR研修の活用が進んできています。VR開発のジョリーグッドは、救命救急や手術現場を体験できる研修サービスを相次ぎ開発しています。医学生や研修医の指導に活用でき、時間や場所を選ばず研修できる利点があります。対面教育や実習が困難な時に有用なデバイスとなり得ます。

(2021年4月6日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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