北極の海氷面積の減少

 国立極地研究所らの発表によれば、2026年の冬における北極の海氷面積がこれまでの観測で最小記録を更新しています。1年で海氷面積が最も大きくなる3月に人工衛星を使って確認しました。今年1月から2月にかけて、オホーツク海など北極周辺の海域の気温が平年よりも高く、風などの影響により、海氷域が広がりにくい状態が続いたことが要因として考えられています。

 水循環変動観測衛星のしずくに搭載された高性能マイクロ波放射計2などで得た観測データをもとに分析しています。地表面や大気から放出されるマイクロ波を捉えることで、海面の水温や海氷などの様子が分かります。

 北極の海氷は、太陽光を反射して温暖化を抑える役割があります。氷が解けると、黒色に近い海面が太陽光を吸収しやすいために暖まりやすくなります。周囲をさらに解かしてしまい、気温がさらに上昇する恐れがあります。

(2026年4月18日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

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