図書館蔵書数の地域格差

 文部科学省の社会教育調査によれば、人口あたりの蔵書数は都道府県によって最大で5倍ほどの差があります。都道府県別にみると、人口1人あたりの蔵書数は福井が8.4冊で最多で、鳥取が7.6冊、滋賀が7.3冊と続いています。全国では図書館がひとつもない市区町村が2割超ありますが、上位3県ではすべての市町村に図書館があります。最も少なかったのは神奈川で1.8冊で、トップの福井の5分の1ほどです。京都が2.7冊、福岡が2.9冊と、人口の多い都市部の府県が下位に並んでいます。

 一方、本の貸出数を人口1人あたりでみると、最も多かったのは滋賀で7.3冊でした。ついで東京と高知が6.9冊です。最も少ないのは青森と秋田の2.7冊で、滋賀との差は3倍近くになっています。

 資料を探したりするレファレンスの利用件数を人口100人あたりにならすと、高知が15件で最多です。山梨が13件、新潟、大阪、鳥取が12件と続いています。鳥取は蔵書数で2位、貸出数でも5位と、三つの指標でいずれも上位に入っています。

(2026年9月6日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)

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