少子高齢化に歯止めがかかりません。1人の女性が生涯で産む子どもの数を示す合計特殊出生率は、2025年の人口動態統計で1.14と過去最低となりました。政府の想定より約15年早く少子化が進んでいます。
高齢者の割合は年々大きくなり、現役世代の介護負担は重くのしかかっています。晩産化により育児と親の介護が同時期に起きるダブルケアの就業者も増加する見通しです。
子育て世帯への現金給付といった一時的な支援では出生数の底上げにつながりにくいと思われます。高市内閣になり、少子高齢化に対する戦略ビジョンが不明瞭になっているのは残念です。

(2026年9月18日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)





