文部科学省は、学校の教員が使えるAIアプリを整備します。児童生徒のテスト結果や宿題の取り組み状況といったデータを読み込み、一人ひとりの得意・不得意などを分析し、授業や個別指導の改善につなげます。データの漏洩を防ぐため、学校のセキュリティー環境整備も並行して進めます。
児童生徒が学習用端末で受けたテストの結果やドリルの解答状況、教員による授業態度の記録などを、クラウド上のデータベースで管理します。通知表の作成業務の効率化に生かすことも想定しています。文部科学省は、2027年度予算の概算要求に関係費用として数百億円を盛り込む方針です。
児童生徒が学校の授業や家庭学習で使えるAIアプリも整備します。教育へのAI活用は海外で先行事例があり、米国の一部地域では子どものデータをダッシュボードにして、評価の公平性を高める取り組みが進んでいます。一方でノルウェー政府は学力低下につながるとして、6~13歳の利用を原則禁止すると発表しています。AIに関して、小学生の利用は発達の段階を踏まえた慎重な見極めが必要とする一方、使い方次第で児童生徒の能力を伸ばせるとしています。

(2026年8月25日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)





