ドーパミン不足がアルツハイマー病の記憶障害を引き起こす

 東北大学などの研究チームは、アルツハイマー病の記憶障害が脳内の神経伝達物質であるドーパミンの不足で起きるとする研究成果を発表しています。マウスを使った実験で、ドーパミンを補う既存薬が症状の改善に使える可能性を示しています。

 従来の研究では、アルツハイマー病の記憶障害はアミロイドβやタウというたんぱく質が脳内に蓄積して生じると考えられてきています。近年これらの物質を除去する治療法が開発されていますが、症状の根本的な改善には至っていません。

 研究チームは、脳内で放出され快感や学習に関わっているとされるドーパミンに着目し、海馬に近い嗅内皮質という部位でドーパミンが放出されると記憶が作られることなどを突き止めてきています。嗅内皮質のドーパミン量を増やせば、アルツハイマー病の記憶障害の改善につながる可能性を示しています。

(2026年4月24日 東北大学HPプレスリリース)
(吉村 やすのり)

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