ギャンブル依存者が、新型コロナウイルス禍以降若年化し、借金の平均額が過去最多となっています。公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会によれば、令和7年に家族から同会に相談があった当事者は463人に上り、20~30代が全体の7割を占めています。
年代別で最多は20代の170人で、コロナ禍前の2019年の52人から3倍超に増加しています。次いで多かったのは30代の161人です。10代も6人います。2022年に2.5%だった大学生や大学院生の割合は6.5%に上昇しています。当事者への調査では、ギャンブルを始めた平均年齢は20.7歳でした。家族や知人らからの借金の平均額は増加傾向にあり、2025年は1,084万円と同会の調査で過去最多になっています。
若年化が進んだ背景としては、コロナ禍での外出自粛に触より、オンラインカジノの他、公営ギャンブルのオンライン化も進み、スマートフォンであっという間にのめり込んで、やめにくい状況になっています。5月14日から20日まではギャンブル等依存症対策基本法が定める啓発週間で、厚生労働省や関係団体は、セミナーを開いたり啓発動画を作成したりして、ギャンブル依存症の理解促進や相談窓口の周知を図っています。

(2026年5月14日 産経新聞)
(吉村 やすのり)





