朝日新聞の2018年~2025年の落雷データによれば、最も多かったのは埼玉県で、1平方キロあたり年4.18回でした。続くのは栃木県の3.45、群馬県の2.66、東京都の2.59、茨城県の2.50で、雷銀座とも呼ばれる一帯が含まれています。関東平野は、太平洋からの湿った風が集まる収束が起きやすく、北側から西側にかけて山々が連なり、集まった空気が行き場を失い、上昇気流が発生して積乱雲ができやすくなっています。
一方で、最も少なかったのは北海道の0.19です。青森県の0.34、岩手県の0.42、宮城県の0.52と続いています。夏でも気温が比較的低い地域は、積乱雲の発生率も下がります。
落雷は夏の6~8月に年間の7割以上が発生します。しかし冬の12~2月に限ると傾向が大きく変わります。回数は年0.11~0.03回と大幅に下がるものの、石川、新潟、福井、秋田、富山、山形の日本海側6県が上位を占めています。冬の日本海では、暖流によって海水の表面温度が高くなり、水蒸気が発生し、その水分を大陸からの季節風が運び、海岸にぶつかって雲ができやすいためだとされています。

(2026年6月21日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)







