厚生労働省の発表によれば、仕事によるストレスなどで精神疾患を発症して労災認定された人が、昨年度過去最多の1,086人に上り、7年連続で過去最多を更新しています。職場での人間関係などにストレスを感じる人が多くなり、ハラスメントに対する社会的認知が浸透してきています。
1,086人のうち自殺は76人です。原因別では、上司などからのパワハラが最多の222人で、顧客らから著しい迷惑行為を受けるカスタマーハラスメントとセクハラが各127人、仕事内容・量の大きな変化が113人などと続いています。
業種別の割合は、介護福祉士や保育士などを含む社会保険・社会福祉・介護事業が約14%と最も多く、医療業が約13%、道路貨物運送業が約6%です。実際の労働時間にかかわらず一定時間働いたとみなす裁量労働制で働く労働者では、脳・心臓疾患や精神疾患が原因で12人が労災認定され、うち5人が死亡・自殺でした。

(2026年7月16日 読売新聞)
(吉村 やすのり)





