OECDは、世界の15歳を対象に、2025年に実施した学習到達度調査(PISA)の結果を公表しています。日本の順位は、科学コンピテンシーが5位(前回2022年調査で2位)、読解力が4位(3位)、数学的リテラシーは5位(5位)と上位を維持しています。

OECD加盟国全体の科学コンピテンシーの平均得点は、前回と有意な差はありませんでしたが、読解力や数学的リテラシーは下がっています。日本が低下したと認められるのは、516点から503点に下がった読解力のみで、OECD加盟国の中では初めて全分野で1位となりました。文部科学省は、課題解決能力の育成を重視した学習指導要領の定着や、1人1台の学習端末環境の整備が好成績につながったと分析しています。

日本、OECD全体ともに、AIを学校の学習で適度に採り入れている生徒ほど科学コンピテンシーの得点が高い傾向がみられています。しかし、日本は学校の勉強におけるAIの利用頻度がOECD加盟国で最も低率でした。
(2026年9月9日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)





