住宅情報サイトSUUMOの調査によれば、平屋が新築木造一戸建てに占める割合の全国平均は、2015年の8.1%から2025年には19.6%まで上昇しています。九州で特に割合が高く、震度7を観測した7月の熊本地震を受け一層増える可能性があります。老後の暮らしの便利さも後押ししそうです。
熊本の比率は、2015年の25.3%から2025年に37.4%に増えています。2016年の熊本地震により増加傾向が加速しています。2025年に50%以上に達したのは、宮崎の63.4%、鹿児島の59.5%、香川の52.9%でした。最下位は、東京の1.9%です。神奈川の3.9%、大阪の4.2%も1桁台です。2015年と比べ平屋率の伸びが最も大きかったのは石川で、約8倍(平屋率は32.0%)となっています。
平屋は建物の重心が低くて揺れにくく、振動が分散されやすいとされています。高齢者や体の不自由な人でも緊急時に屋外退避が比較的容易です。平屋が選ばれる背景としては、老後も暮らしやすいと思ったから、家事がしやすいからが上位に挙がっています。子どもが独立した後の50~60代の住み替えで検討するケースが多くなっています。

(2026年10月12日 東京新聞)
(吉村 やすのり)





