iPS細胞による脊髄損傷の治療

 慶應大学のチームは、脊髄損傷から長期間経過した慢性期の患者を対象に、人のiPS細胞から作製した神経のもとになる細胞を移植する医師主導治験を開始します。国内の慢性期の患者は10万~20万人と推定されています。治験は、このうち運動機能の一部が残っているものの、受傷してから長期間が経過した患者を対象に行います。

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AIを生かした脳科学技術の開発

 政府は、AIを生かした脳科学技術(ブレーンテック)開発に本腰を入れています。人の心や感情を読み取れるAIの開発を進め、技術コンテストも開催しています。脳科学を生かした勉強の効率向上やモチベーション維持、心身の疲労低減、言葉を使わない意思伝達といった使い方を想定しています。懸賞金は1位に3500万円、総額は1億3千万円程度で、結果は2027年2月に発表されます。

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気象操作の関連研究の進歩

 地球温暖化で頻発する豪雨や干ばつ対策として天気を操ろうとする実験が国内で進んでいます。千葉大学や富山大学などは飛行機から微粒子をまいて人工的に雲を発生させることに成功しています。積乱雲や線状降水帯にドライアイスをまいて事前に海上で雨を降らせることができれば、陸上に降る雨量を減らすことができます。水蒸気があっても核となる物質がなければ雲にならないため、人工的にまいたドライアイスに核の役割を担わせています。

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わが国における臓器提供の現状

 臓器移植とは、病気や事故で臓器の機能が弱くなった患者に他の人の臓器を移植することです。親族など健康なドナーからの生体移植と、脳死や心臓が止まった人からの移植の二つに分けられます。二つある腎臓や再生能力のある肝臓などは生体移植ができます。心臓が止まった後では、腎臓、膵臓、眼球などです。脳死ではこれに加えて、心臓、肺、肝臓、小腸も提供できます。

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高次脳機能障害の理解の必要性

 高次脳機能障害とは、脳卒中などの脳血管疾患や事故などで頭を打って脳を損傷することで起きます。新しいことが覚えられない記憶障害、集中力が続かない注意障害、ものごとを計画・実行できない遂行機能障害、感情のコントロールができない社会的行動障害といった症状があります。言葉を理解したり表現したりできない失語や、疲れやすいといった症状もあります。

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