OECDの国際成人力調査結果-Ⅱ

日本人知力の低下

 OECDによる国際成人力調査で、日本は読解力など3分野全てで2位以内を維持しています。日本は読解力と数的思考力は前回調査から1つ順位を下げ、2位でした。初めての調査した状況の変化に応じた問題解決能力は、フィンランドと並んで1位でした。一定水準の教育を保障してきたことにより、分厚い中間層が順位を押し上げています。

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性的少数者に対する配慮

 宝塚大の養護教諭らに対する調査によれば、研修や独学、大学などの養成機関で、性的マイノリティーについて学んだ経験があるほど、関与の度合いが高いことが明らかになりました。養護教諭の4割が性別に違和感のある子と、2割が同性愛の子と直接関わったことがあります。学びの機会が多いほどアンテナが高くなり、児童生徒の小さな変化に気づきやすくなっています。

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火災による森林喪失の増加

 森林喪失の主要な原因が、熱帯雨林の違法伐採から、温暖化に伴う寒冷地や温帯での森林火災に変わりつつあります。森林が減ればCO2の吸収が減り、温暖化が加速する悪循環に陥ります。森林はCO2を吸収する貯蔵庫です。森林が燃えるとCO2が大気に放出されます。温暖化ガスの排出抑制に取り組んでも、CO2の濃度や気温の上昇を抑えられなくなります。

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救急車の有料化

 総務省消防庁の資料によれば、昨年の救急出動件数は約764万件で、統計を取り始めた1963年以降で最多となっています。搬送者の半数近くは入院に至らない軽症者でした。2022年の119番通報から現場到着までは平均約10.3分、病院搬送までの時間は平均47.2分で、ともに延びています。高齢化に伴い、体調不良を訴える人や、自ら病院に行けない単身高齢者が増えていることが背景にあります。

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OECDの国際成人力調査結果-Ⅰ

成人力トップ水準維持

 OECDは、成人の社会生活スキルをはかる国際成人力調査(PIAAC)の結果を公表しています。日本は全3分野で1~2位。3分野中2分野で1位だった前回に引き続き、世界トップ水準を維持しています。3分野は、①読解力、②数的思考力、③状況の変化に応じた問題解決能力です。

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