農薬や化学肥料を使わずに栽培されたコメや野菜を学校給食に使う自治体が増えています。オーガニック(有機)な給食は健康に良いだけでなく、農産物とお金の新たな循環を地域につくり、農業の持続可能性も高めます。有機食品を使っている市町村は増えているものの、まだ193にとどまっています。農林水産省は、地域内での有機農産物の生産と消費を計画を立てて進めるオーガニックビレッジを宣言している45道府県129の市町村を中心に、給食への取り組みを促しています。
有機農業が増えることにより、食の安全性が高まります。それにより、地産地消が進みます。さらに食育や地域の理解に役立ちます。生物多様性の保全に貢献でき、産地と消費地がつながることになります。
(2024年11月28日 朝日新聞)
(吉村 やすのり)