厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会予防接種基本方針部会は、今年2~3月にHPVワクチンに関するアンケート調査を実施しています。
HPVワクチンの接種
子宮頸がんという病気を知っていると回答した人は36%で、HPVワクチンの接種方法や必要な手続きを知っているに人は、僅か14.6%に過ぎません。
また国が、小学6年生から高校1年までにHPVワクチンの定期接種を勧めていることを知っている人は、22%に過ぎず、44%は知らないと回答しています。キャッチアップ接種が実施されていることは、21.8%、知らない人は48.5%に達しています。
国や自治体からの通知は出されていますが、HPVワクチンの接種の有効性や必要性に対する国民の理解が全く進んでいないことが明らかです。小学校や中学校における教育の必要性が痛感させられるデータです。
(第60回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 資料)