同じ業務をすれば職種が違っていても給料を同じにする、同一労働、同一賃金制度を導入する企業が出てきている。これまで転勤の有無により賃金は異なり、支払われている賃金は不透明であった。転勤のない女性は当然のことながら賃金は低い。女性の場合、現在の状況では結婚をしていると転勤は難しい。そこで新たな賃金制度の導入に伴い、職種も見直す、一般職を無くし、社員を全国転勤のある「全国型」と転勤のない「地域型」の2つの総合職に再編する。地域型でも経営管理職まで昇進できる。
全国型の総合職には転勤が伴う分、給料を加算する、これまで一般職が担ってきた業務作業は、契約社員が対応する。地域型の総合職は家事や育児と両立しやすいため、女性社員が多い企業ではほとんど女性が担うことになる。こうした女性社員の待遇改善は、ぜひとも各企業で導入してもらいたいものである。
(吉村 やすのり)